アンティークチェア 座面&背もたれ木部割れ修理

H様

座面が落ち込んでいるチェア4脚と、1脚は背もたれが割れているチェア1脚の修理をご依頼いただきました。
座面の裏を見ると、布テープを織り合わせて木枠に留めるウェービングテープ張りでした。
木枠の形状が凝っていて、座の面がカーブするように作られています。テープと中の詰物がへたった状態でした。






before(お直し前)

座面がへたっています座面の裏側座面を剥がしていきます座枠がカーブしていますジュートのテープです木部の割れ

after(お直し後)

座面は、すべての詰物を取り除き、新しくウェービングテープを張りました。元々よりも耐久性を上げるため、縦横に各3本ずつ入れました。詰物もウレタンで新たに詰め直し、H様のご希望されたモケットの深緑系の布地を張りました。

背もたれの木部割れは、接着+釘で固定釘穴と割れ面を埋めて違和感の無いよう色を合わせます。
オーク材の作りの良いアンティークチェアですので、雰囲気を損なわないよう、しかし、実用的に使えるよう気を遣い、修理させていただきました。大変古いお椅子ですが、グラツキもなく良い作りのお椅子です。

修理の具合、座面のクッション性にも大変ご満足いただきました。

H様 この度は誠にありがとうございました。

新しいテープの張り直し割れを接着接着後、この後割れ部を埋めます割れ部の修理完成


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